IUのアルバム問題一連まとめ
るしかです!
ツイッター等で情報収集していらっしゃる方ならご存知かと思いますが、IUが新しくリリースしたアルバムの件でかなり叩かれてるようです。
日本にいる私たちが思っている以上に韓国では炎上しています。
あちらの国って、芸能人が問題を起こすと総叩きにする傾向ありますよね・・・恐ろしや・・・
何があったのかよく分からない方のためにも簡単にまとめてみようと思います!(´._.`)
①ブリトニー・スピアーズの曲を勝手にサンプリングした疑惑
すべてはここから始まりました。アルバムの中に収録されていた「Twenty three」という曲で、ブリトニー・スピアーズの「Gimme more」の音源を勝手にサンプリングしたという疑惑が浮上したのです。
「WOW」と言うところや「Keep on rockin」という部分がブリトニー・スピアーズの曲と同じであると指摘されました。
こちらが比較動画です。
確かに最初の部分なんてまるで同じですよね。
その後、事務所側はこの事実について確認し、ブリトニー・スピアーズの所属事務所にボイスサンプルの確認手続きを進行中とのこと。
※ちなみにこのTwenty threeという曲はこちらのタイトル曲のTwenty-threeとは別の曲です。
②アルバムに使用されている画像が、映画「ロリータ」に酷似
Chat shireに使われている画像の一部が1997年に公開された米国の映画「ロリータ」のシーン(主人公の少女が着ていたワンピース、ベッドに横たわる少女、口紅を塗り唇からはみ出す少女)と酷似していることや、仏米映画「レオン」の本をコンセプトに使用しているのでロリコンを提議されています。
▼左がIU 右が映画「ロリータ」
▼枕元に置かれた「レオン」の本
超個人的な意見ですが「レオン」は決してロリコン映画ではありませんよ・・・
あれをロリコン映画として捉える人がいたらそれは頭が凝り固まった残念な方です。大好きなんですもんあの映画←
③収録曲「Zeze」解釈問題に波紋
同アルバムの収録曲「Zeze」の歌詞に対し、11月5日、に小説「私のライムオレンジの木」の出版社が「IU様、Zezeはこんな子供ではありません」と遺憾の意を表明。 出版社が具体的に指摘した歌詞の部分は以下の通りです。
問題となった歌詞その1
問題となった歌詞その2
また、IUはこの曲についてインタビューで「『私のライムオレンジの木』のZezeは、矛盾点を多いキャラクターであり、魅力的でセクシーに感じた。」と言及しています。
歌詞の内容だけでなく、Zezeの絵に網タイツを履かせているのも問題となっているようです。▼
「私のライムオレンジの木」の出版社は、
もちろん創作と解釈の自由はあります。しかし虐待による痛みを持っている5歳のZezeを性的な対象にしたのは非常に残念です。
表現の自由も世間の共感の元で成立するものです。
Zezeが純粋ながらも激しい行動をする別の姿を見せるのも、深刻な虐待に伴う反発や愛情の欠乏によるものです。
これを無視して、Zezeを残酷で狡猾だということは誤った解釈だと思います。
と主張しています。
私たち日本人にはこの小説について馴染みのある方は少ないと思います。
かつて日本では「わんぱく天使」という題名で出版されていましたが現在では絶版となってしまいました。
作者はブラジル人の José Mauro de Vasconcelosで、この小説は自身の体験を元に書かれてたもの。韓国では1980年代にベストセラーとなった有名な児童文学です。作者は既に亡くなっているため、非常にデリケートな問題でもあります。
④「Zeze」のティーザー映像盗作疑惑
収録曲「Zeze」の歌詞が扇情性論議に包まれた中、そのティーザー映像も盗作疑惑が浮上しました。
ティーザー映像と海外のアーティストのAngela Kohler&Ithyle Griffithsの'Lost Things'の短編ストップモーション映像を比較する映像が掲載されました。
これを見てみると、横になっている少女、木の葉を形象化した髪の毛、髪の毛に咲いている花など似たコンセプトが多々あり、類似性の疑惑が高まっています。
⑤IU、公式Facebookにて今回のアルバムの件について謝罪
11月6日に謝罪のコメントを発表しました。
最近私の歌詞について多くの意見が行き交っていることを知っていたにも関わらず、勇気を出せずに時間が思ったよりもかかりました。遅れて申し訳ございません。私の歌詞のために心に傷を被った方々心から謝罪申し上げます。
私の今回のアルバム、「Chat-shire」は23歳のIUの視点と考えを基盤において、小説の中のキャラクターたちを代入し4て作った曲ばかりです。今回の「Zeze」もその1つです。「私のライムオレンジの木」は私にとって非常に大切な小説です。私は5歳の子供を性的対象化しようとはしていません。
歌詞の中のゼゼは小説の内容のモチーフだけを借用した第3の人物です。しかし、私の音楽を聞いた多くの方々のお話を聞くと私の歌詞がとても不快な内容だと聞こえることがあるということと、その結果として多くの人々の心に傷を負わせてしまったことになったということを知りました。全面的に私が作詞家として未熟だったせいです。
あるインタビューで、私が言った話についても多くの方々が驚いたことと存じます。 私はそのインタビューで"幼いゼゼにいう言葉ではないが、ゼゼが持つ性質がセクシーだと感じた"と述べました。 五歳の子供ということではなく、2面性という"性質"について話しました。
しかし、これも子供に言及された文章で、あえて"セクシーだ"という言葉をつかったことことで、誤解を引き起こしたのも私の不覚です。
これに加えて先立って問題になったボーナストラック'twenty three'のサンプリング問題もプロデューサーとして編曲に使用されるサンプルソースを注意深く検閲していない私の過ちです。 現在、ブリトニー・スピアーズ側に確認の要請をしていて、確認するかどうかによってサンプル・クリアランスを進める予定です。
初めてプロデュースをしたアルバムであり、興奮してほめられたい気持ちが先走ったあまり欲張りをしました。 そのため、ミスが多かったです。 その結果として傷ついた方々と私に失望した方たちにもう一度頭を下げてお詫び致します。反省して努力して必ずさらに成熟した姿を見せるIUになります。 申し訳ありません。
このIUの謝罪文に対し、韓国ネットユーザーの一部からは『Zezeの網タイツについて言及しておらず、矛盾している。キャラクターがセクシーだと認識していなければ網タイツは履かせていなかっただろう』などの意見もあります。
Twenty threeに関してはアクシデントかもしれませんが、Zezeに関してのコメントは確かに不十分な気もします。
韓国では、ブリトニースピアーズのサンプリングの件よりも、このZezeの件についてIUを非難している人が多いみたいです。
「私のオレンジライムの木」は不朽の名作で、IUのような国内トップの影響力のある歌手が勝手に独自の解釈でセクシーという要素を入れたり網タイツを履かせるなど滑稽にされたことに対して批判の声があがっています。
この一連の出来事を通して、私は、韓国ではまだまだ著作権の考え方が浸透していないのではないのかなと思いました。それからIUも悪いとは思いますが事務所側にも厳重にチェック出来なかった甘さがあります。
Zezeの件については、やはり作者がなくなっていること、そして実話であったという点が大きかったのかなと思いました。
ではでは~!三┏( ^o^)┛
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